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絵師 冬奇 絵画作品
連作『メールストロムの旋渦』 No.2 ―灰色の海獣―
[FU-PIC02]
冬奇(ふゆき)さんは、京都を拠点に活動する、若き京友禅絵師にしてアーティスト。手描き京友禅工房でキャリア数十年の熟練職人さんと肩をならべて和装作品を手がけつつ、日本画や京都の伝統技術と独自の感性を融合させた作品も制作されています。
絵画や店舗内装用の金屏風などのオリジナル作品の制作のほか、他の分野のクリエイターさんと「人と人・世界と世界を繋ぐようなコラボレーション」も積極的に試みられており、それぞれ単独では得られない高いレベルの作品・商品も共同でつくり出されています。
冬奇さんはこれまで、京都の天然染め工房手染メ屋さんとは手染め筆描きTシャツを共同制作し、京友禅手描きジーンズなどの和柄ブランド禅(ZEN)を手がける京伝さんにはTシャツやスカジャンの原画を、京都・大山崎の銀工房アラマルーツさんにもアクセサリーのモチーフとなる原画を提供。このような幅広い活動を通じて、京都や日本の技術や伝統、文化、そして作家としての自分自身も表現されています。
アメリカの小説家エドガー・アラン・ポーの短篇小説『メールストロムの旋渦(せんか)』をモチーフとしたこの連作では、絵師・冬奇さんがつちかってきた日本画の伝統と技術と感性にもとづき、原作を独自の解釈で表現。作品中の印象的な場面を、躍動感と鋭さのある画風で描いています。台紙となる和紙は、土佐和紙職人の山崎篤さんによるもので、絵画部分の絵を囲むように、生姜の繊維が一緒に漉かれています。 |
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絵画部分拡大 |
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波 |
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エドガー・アラン・ポーの短篇小説『メールストロムの旋渦(せんか)』は、ノルウェーの海に出現する巨大渦潮(メールストロム)に呑み込まれながらも九死に一生を得て生還した男の話です。ノルウェーの峻厳な自然、巨大な渦潮に呑まれながらも必死に生きようとする極限状態の人間心理が描きだされた作品です。
ノルウェーの海を舞台とした『メールストロムの旋渦』ですが、絵師・冬奇さんは、あえて日本画の手法・作風で物語を再構築・表現しています。10枚からなる連作の2枚目となるこの作品は、恐ろしいくらいに黒く突き出た絶壁と、それにぶつかって白い波頭をあげる寄波の荒々しさが大胆に描かれています。深く冷たい海・・・荒れる波・・・陰鬱な絶壁・・・など、自然の恐ろしさが伝わってきます。
ちなみに、エドガー・アラン・ポー(1809〜1849年)は、推理小説、ホラー小説、SF小説に多大な影響を与えたアメリカの小説家・詩人。日本を代表する推理小説家・江戸川乱歩(本名・平井太郎)の名前は、エドガー・アラン・ポーに由来することでも知られています。
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この作品をお買い上げの方には、絵画の一部を抽象化・デザイン化した1点ものの手描きTシャツがついてきます!ボディとなるTシャツは、国産Tシャツの老舗・久米繊維さんのものを使用。絵画作品のどの部分が描かれているかを読み解くのも楽しみの1つになっています。
(サイズはMのみで、着丈73cm、身幅51cm、袖丈21cm/画像をクリックすると拡大されます) |
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フロント |
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■ ご注文のご注意点
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作品およびTシャツは1点ものとなります。また、作品には額は付属しておりません。額もご要望の方は、お気軽にご相談ください。別途見積もりさせていただきます。
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絵師 冬奇 絵画作品
連作『メールストロムの旋渦』 No.2 ―灰色の海獣―[FU-PIC02]
商品番号 |
FU-PIC02 |
技法・素材 |
日本画(手描き)/台紙は土佐和紙職人の山崎篤氏による手漉き和紙 |
シートサイズ |
たて38cm×よこ53cm |
付属Tシャツ |
Mサイズ(着丈73cm、身幅51cm、袖丈21cm)
綿100%/手描き |
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