時計作家・潟口真功(がたぐち まさのり)さんが手がける手作り腕時計ブランド「“GaTa” watch smith」(ガタ ウォッチ スミス)。「smith」は古英語で金属加工に携わる職人を意味し、GaTaさんの時計は、その名に恥じない存在感を感じさせるものが揃います。
時計1つを完成させるにあたり、真鍮やシルバー、銅といった金属の板や線材を切り出し、曲げたり叩いて成形し、ケース(時計本体)のパーツを手作業で制作。文字盤の数字や目盛りも、ペイントや刻印、曲げた線材で表現したりと、こちらも手作業によるもの。同じモデルでも完全に同じにはならず、より味わい深く、より1点ものとしての価値が高いものとなっています。
また、型を作って溶けた金属を流し込む技法である鋳造では、単一の金属による造形となりますが、GaTaさんの制作手法では、異なる金属をロウ付けして組み合わせることが可能。モデルによっては複数の金属のパーツを用いて組み上げられており、GaTaさんの時計の個性の1つとなっています。
手にすると、ずっしりとした重厚感とともに、手作りの味わいと温かみが伝わってくるGaTaさんの腕時計。時刻を知る道具としてはもちろん、素材の経年変化とともに、時を重ねていく楽しみも感じていただけます。
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