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柿渋は、青柿を絞って発酵・熟成することで得られる、日本伝統の天然染料。柿渋は、染め・乾燥・水洗いを繰り返すことで深みを増し、生地や素材の違いによっても様々な表情を見せます。
また、柿渋に含まれているタンニンは、空気中の酸素に反応し、太陽光で色を深めていくことから、「太陽の染め」とも呼ばれます。
環境によって個性的に表情を変えることが柿渋染めの面白さですが、逆にそれをコントロールするのはかなり難しいといわれています。柿渋の特性を最大限に生かしながら味わい深く染めるため、倉敷・児島の山中で、柿渋液に漬けて干して回収する根気のいる作業を3回程度繰り返しているからこそ出せる、深みのある発色になっています。
左画像は、graphzeroの染色を担う倉敷・児島の(株)浦上染料店代表・浦上俊二さん。『Men's Brand』2006年9月号でも、「日本の誇り 日本の匠」として紹介されました。
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